脳神経内科
Neurology
脳神経内科は脳・脊髄・末梢神経・筋肉の病気を担当する診療科です。
まず患者様から詳細に症状の経過を確認し身体および神経学的診察を行います。その上で適切に検査を実施することでその症状の原因がどこなのかを判断し適切に治療介入します。
また脳神経内科で診療する疾患には脳神経外科、整形外科、精神科、耳鼻咽喉科、眼科などの診療科と重なる部分があり、患者様にとってどの診療科で治療を受けるのが最も良いか、交通整理をするのも脳神経内科の大切な役割であると考えます。
- 脳梗塞、脳出血、くも膜下出血などの脳血管障害の総称を脳卒中と呼びます。日本人の病気での死亡原因の4位(1位悪性腫瘍 2位循環器疾患)であります。
- 脳卒中は日常生活動作に支障をきたすため、その後遺症の重症度によっては自立した生活が送れなくなることもあります。
- ここ数年で治療も進歩し発症時に迅速な診断と治療を開始することで症状の改善が期待できます(r-tPA静注療法、血栓回収療法)
- 当院では主に一度脳卒中を起こされた方に対しての慢性期再発予防を行ないます。脳卒中は高血圧や動脈硬化、糖尿病などの生活習慣病が関与していることも多く、慢性期の再発予防をしっかりと行っていくことが重要です。
- 片側の手足の麻痺や脱力、痺れ、言語障害、意識が悪い等が突然発症した場合には、脳卒中の可能性を考慮し、迅速に脳卒中対応可能な病院へ紹介させていただきます。
- 判断に迷う場合にはお気軽にご相談ください
どんな症状の時に相談すれば良いか?
代表的な症状としては『手足のしびれ』や『頭の痛み』・『めまい』・『力が入らない』・『歩きにくい』・『ふらつく』・『しゃべりにくい』・『ものが二重に見える』・『手足のふるえ』・『けいれん』・『もの忘れ』・『意識が悪い』など多彩です。
ご自身の症状が脳神経内科にかかるべき症状かどうかご不安であっても、受診いただければ内容・症状に応じて最適な診療科へのご紹介もさせて頂きますので、お気軽にご相談ください。
脳神経内科領域の代表的疾患
- 脳血管障害(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、脳動脈瘤etc)
- 認知症疾患(アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、正常圧水頭症etc)
- パーキンソン病およびパーキンソン病類縁疾患
- 筋および運動神経疾患(筋炎、筋萎縮性側索硬化症、筋ジストロフィーetc)
- 神経免疫疾患(重症筋無力症、多発性硬化症、視神経脊髄炎、ギランバレー症候群etc)
- てんかん
- 頭痛